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長渕剛 CONCERT TOUR REBORN 2022 with THE BAND

2022年9月18日

 

9月17日(土)は長渕剛さんのコンサートに行ってきました。

会場の福岡サンパレスに向かう道すがら、翌9/18の小田和正さんのマリンメッセ福岡公演が台風の影響で中止になったと友人から連絡を受けました。

チケットを確保していて参加する予定だっただけに残念です(延期もないみたいです)

その分、今夜の長渕剛さんのコンサートを精一杯楽しもうと気持ちを切り替えました。

【お断り】コンサートのレポートでは、親しみを込めて「剛」と書かせていただきます。

 

 

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この福岡、9/17はツアー最終日の予定だった。

しかしバンドメンバーや剛本人がツアーで途中にコロナに感染。香川、愛媛、鹿児島が延期になっている。

そして台風14号が目の前まで迫っているきており、明日は九州上陸の予報が発表されている。

既に明日明後日の公共交通機関は運休、小田和正さんや高橋真梨子さんの福岡公演も中止が発表された。

しかしこんな逆境の中だからこそ剛は燃える。熱いステージを観せてくれるよなと期待しながら福岡サンパレスに向かう。

 

 

ツアーTシャツやバスタオル、サングラスを身にまとったファンが連なる長い列に並び会場入口に向かう。

チケットは今や主流になってきている電子チケットで、スマホに送られてきたQRコードを入口に設置された読取り機にかざして入場する。

係員にチケットを手渡すなどの接触はない。

 

 

座席は2階の前から2列目。

ステージに向かって少し右側から見下ろす感じの位置だった。

 

開演時間の約10分前から「タン・タン・タン!」という剛コールにかわる手拍子が沸き起こる。

18:00を少し過ぎていきなり客電が落ちる。

観客のボルテージが一気に上がるのがわかる。

 

ステージセットの中心にある階段の上、後ろから照明を浴びた剛が姿を見せる。

ステージ中心に向かうと、ピアノのみの演奏で「STAY DREAM」を声をふり絞りながら熱唱する。

 

「明日をくだせえ」ではまだ3曲目だというのに剛はシャツを脱いで上半身裸。

「第2の故郷博多だから早くも興奮して脱いでしまったよ」を嬉しそうに語る。

 

「SITTING IN THE RAIN」の懐かしめのメロディーが気持ちいい。

「月がゆれる」のバラードもじっくりと染みわたる。

私にとって剛はフォーク時代の曲が一番好きだが、バラードもいい。

やっぱり剛の声質が好きなんだろう。バラードが身体をゆらしてくれる。

 

弾き語りで「とんぼ」を一番のみ演奏。

「JEEP」を一緒に口ずさんでいたらふと涙がこぼれてきた。

今のコロナ渦という閉塞感、国際的な諸問題、日本経済の落ち込み、異様な事件が続くなどいろんな状況下のもと、こうしてコンサーを楽しめているという安堵感なのだろうか。

自分でもなぜだかよくわからない。

 

今回の剛のコンサートは、いろんなところやSNSなどで論議になっているので詳細はあえて書かないが、長渕剛とファンによる秘密結社のパーティという感じだ。

コロナなどによる鬱憤を、皆んながこのホールという密室で晴らしているようだ。

剛も「お上(おかみ)がいろいろと制限するけどやってやろうじゃないか。俺が皆んなを煽っちゃダメだけど、みんなが自発的にやるのは良いんだよな」と宣言する。

ステージ上には大きなシャンデリアのセットが下がっている。照明も赤や青が多かった気がする。

 

「青春時代の歌だ」と言って懐かしい「二人歩記」

そしてコンサートはいよいよ佳境に突入し、観客は再び爆発する。

「RUN」や「明日へ向かって」が演奏されて盛り上がらない方がおかしい(笑)

 

1回目の涙は息子が生まれた時、2回目の涙はその息子が成長して可愛い嫁さんを連れて来た時、3回目の涙は女の子の孫ができた時という内容の新曲を披露し、本編最後はツアータイトルの「REBORN」が演奏された。

 

アンコールは「Success」

長いエンディングではまるで「泣いてチンピラ」のようだ。観客の拳上げを煽る。

 

そして予想もしなかつた「勇次」

たぶん今回のツアーでは唯一の演奏ではないか。

イントロでどよめきが起こり、「撃鉄がおとされ」では会場内のあちこちでクラッカーが炸裂した。

この曲を待っているファンがいるんだなと、やっぱり人気の高さを実感した。

 

最後はピアノの演奏による「乾杯」

観客は両手や日の丸の旗のグッズをかかげて左右にふり、会場一体となってコンサートは終了した。

 

「本日のコンサートは全て終了しました」というアナウンスが流れる。

しかしファンは席を離れず、再びアンコールを求める熱い手拍子を送る。

 

消えていたステージ上の照明がいきなりついて、剛やメンバーが笑顔を浮かべながらステージに現れた。

「君たちの気持ちはよくわかる。たぶんまた呼ばれると思った」という喋りのあと、「新曲を作ったんだ。これがまたいい曲なんだ。故郷の鹿児島の原風景をイメージした」という曲を披露。

「負けない負けない」というフレーズを繰り返し「僕は100カラットのダイヤモンド」と歌う。

 

そしてもう一曲やろうと言って「さようならの唄」をギター1本で弾き語り。

福岡でのコンサートの最後の最後は、この曲をやる機会が多いような気がする。

2018年の福岡国際センターで最後に演奏したし、2010年前後だったと思うけど、マリンメッセ福岡でもコンサートが終わって客電がついている中で再びステージに現れ、この曲を歌い観客が前に殺到した思い出がある。

やはり第2の故郷という思いがそうさせるのだろう。「さようなら でもまた会おうね」という歌詞が心地よい。

 

全てが終わり剛やメンバーがステージを降りると時計は20時34分を指していた。

約2時間半のノンストップ。熱い熱いステージだった。

会場を出ると迫りくる台風の影響のせいか風が出てきて、雨粒が少し舞っていた。

身体の火照りを冷ますには最適の風だった。

やはりライブはいい。

 

CONCERT TOUR REBORN 2022 with THE BAND
2022年9月17日(土) 福岡サンパレス ホテル&ホール

1. STAY DREAM
2. 誰かがこの僕を
3. 明日をくだせえ
4. SITTING IN THE RAIN
5. 泣いてチンピラ
6. 月がゆれる
7. とんぼ (弾き語り/1番のみ)
8. すべてほんとだよ!!(弾き語り)
9. JEEP(弾き語り)
10. 二人歩記
11. He-La He-La
12. パラシュート
13. RUN
14. 明日へ向かって
15. (新曲)
16. REBORN

(アンコール)
17. Success
18. 勇次
19. 乾杯

20. (新曲)
21. さようならの唄(弾き語り)

 

今回のツアースポンサーは腹筋トレーニング器具のシックスパッド。

弾き語りの時に長渕剛さんが手を上げた観客にプレゼントをするのですが、1人目が小学3年生の娘を連れたお父さん。2人目が「じゅんこ」という名前の女性で1小節だけ剛さんは「順子」を口ずさみました。

そのまま全部歌ってくれたらもっと盛り上がったのに(笑)

ユルイ

 

 

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